ありおり。 「しております」「しています」の意味の違いと使い分け

「います」と「おります」の敬語と場面ごとの使い分け方

ありおり

「います」と「おります」はどちらも同じ意味を持ちますが、どのようにして使い分けたらいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 そして「おります」の方が敬語として正しく感じるという理由から、「おります」を頻繁に使用している人が多いと思います。 では実際にどちらの敬語を使用するのが正しいのか?まずは2つの違いから解説します。 「います」は丁寧語で「おります」は丁重語 まずこれらの敬語は「いる」と「おる」が元になっており「そこに存在している」という意味があります。 そしてそこに丁寧語である「ます」を付けることにより敬語として成り立っています。 どちらも漢字で書くと「居る」であり一見同じように見えますが、「いる」は丁寧語であり「おる」は丁重語と呼ばれるものに分類されるのです。 敬語には丁重語がある 義務教育において敬語の種類は丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分類されることを誰もが学んだと思います。 しかし敬語には実はもう1つの形態があり、それを丁重語と呼ぶのです。 丁重語は謙譲語の一種であり、謙譲語にとても似ていますがその丁重語には謙譲語とは違う定義がしっかりとあります。 謙譲語が相手への敬意であることに対し、丁重語は自分の動作や言動を相手に丁重に述べる語句とされています。 丁重語は自分の言動を丁重に述べるときに使用する敬語 例えば「私がご連絡します」という文は丁寧語であり、これを丁重語に変換すると「私がご連絡いたします」となります。 このように自分の言動を丁重に相手に述べるときに使用するものとなります。 そのため「います」は丁寧語となり「おります」はその丁重語となるのです。 ではビジネスシーンにおいてはどちらを使用するのが正しいのか? 目上の人に対しての敬語は「おります」 ビジネスシーンにおいて、目上の人に対して使用する場合は一般的に「います」ではなく「おります」が正しい敬語となります。 そのため社内の上司や取引先の相手などに使用する場合は必ず「おります」を使用しましょう。 それに対して「います」は目下の人や親しい友人・知人、または同僚に使用する敬語とされています。 目上の人には継続の敬語は「しております」 基本的に「そこに存在している」という意味があるこの2つですが、「しています」や「しております」という表現をすることが多々あります。 この場合は本来の意味である「そこに存在している」はなくなり、行動が継続・進行していることを表す意味を持ちます。 同様に「しております」が丁重語となるので、目上の人には「しております」を使用しましょう。 「います」は丁寧語で「おります」は丁重語なので場合に敬語の使い分けが必要 敬語の基礎知識である「います」と「おります」の違いや使い分けについてご紹介しました。 「います」を目上の人に対して使用すると敬語として間違っており、人によっては悪い印象を持たれることもあるのでしっかりと「おります」を使用しましょう。 敬語はシーンごとに使いわけることが大切です。

次の

ビジネスでの「ご無沙汰しております」の最適な使い方〜「お世話になっております」との併用の仕方

ありおり

「しております」の意味 「しております」は現在進行形を表す 「しております」は現在進行形を表します。 「して」は、動作を表す言葉「する」+接続助詞「て」で成り立っています。 「して」はある動作を行うこと、「おります」は動作が継続していることを表します。 「しております」とすることで、 動作や状態が現在も進行していることを意味します。 「おります」だけでは「存在している」という意味ですが、「しております」とすると「おります」は補助動詞となり動作の継続を表します。 敬語「しております」は、「います」の丁重語「おる」+丁寧語「ます」 「しております」は、 「います」の丁重語「おる」+丁寧語「ます」で成り立っています。 丁重語とは自分自身の好意や言動を、相手に対して丁寧に述べる為に使用する言葉のことをいいます。 謙譲語の仲間です。 「しています」でも十分丁寧な表現ですが、「しております」とするとより丁寧な表現です。 「しております」の使い方と例文 「しております」は自分または身内の動作に対して使う 「しております」は丁重語(謙譲語の仲間)なので、 自分の動作に対して使います。 「しております」は自分の行いをへりくだる表現なので、相手の動作に対して使うことはできません。 例えば、「私はおかげさまで日々元気に過ごしております」などと使います。 「過ごしてます」「過ごしています」と言うよりも「過ごしております」と言う方が丁寧になります。 また、手紙やメールで結びの言葉として「またいつかお会いできることを楽しみにしております」と入れることもあります。 「しております」は自分の動作だけではなく、外部の人に身内の話をする際にも使うことができます。 「しております」を使った表現の例 ・お願いしております ・おすすめしております ・ご用意しております ・尊敬しております ・希望しております ・お待ちしております ・ご無沙汰しております ・楽しみにしております 例文 ・プロジェクト実行にあたって皆様に協力していただき、本当に感謝しております。 ・今日は誠にありがとうございました。 皆様のまたのご来店を心よりお待ちしております。 ・今日は本当にありがとうございました。 またいつかお会いできることを楽しみにしております。 「しております」は書き言葉でも話し言葉でも使う 「しております」は、 書き言葉でも話し言葉でも使います。 「お待ちしております」「お願いしております」と口頭で使う以外にも、「楽しみにしております」「ご無沙汰しております」といったように手紙やメールにおいても使うことができます。 「しておりますゆえ」「しております通り」などとも使う 「 しておりますゆえ」「 しております通り」という形で使うこともできます。 「しておりますゆえ」の「ゆえ」は理由を表します。 例えば、「会議をしておりますゆえお静かにお願いいたします」などと使います。 これは「勉強しているので静かにしてください」という意味です。 「しております通り」の「通り」は「その状態であること」を意味します。 例えば、「お知らせしております通りテストを実施します」などと使います。 「しております」の否定形は「しておりません」 「しております」の否定形は「 しておりません」になります。 「しておりません」も「しております」と同様、自分の動作に対して使います。 「しております」の疑問形「しておりますか」「しておりますでしょうか」は誤用 「しております」は自分の動作に対して使う表現なので、他人に対して「しておりますでしょうか」と使うのは不適切です。 相手に何かを聞くときに「先日の件ですが、確認しておりますか」「新しい計画の内容について検討しておりますでしょうか」などは誤用です。 相手にしているかどうか尋ねる場合は「 なさっていますか」「 されていますか」と言うのが適します。 「しております」との違いと使い分け 「してあります」でも現在進行形を表す 「してあります」は、 動詞「する」の連用形+接続助詞「て」+補助動詞「ある」+丁寧語「ます」で成り立っています。 「してあります」も「しております」と同様に、現在進行形を表します。 ただ「しております」は丁重語ですが、「してあります」は丁寧語です。 自分の行いについて述べる場合は「しております」を使います。 「してあります」は物事を丁寧に述べたい場合に使います。 例文 ・使い方については説明書に記載してあります。 ・お菓子と飲み物は用意してあります。 「なっております」という形でも使う 「なっております」は「お世話になっております」というフレーズが多く使われます。 「お世話になっております」は、 相手にお世話になっていることへの感謝の気持ちが込められています。 「お世話になっております」は非常に丁寧な表現です。 社内の人ではなく、社外の目上の人やお客様に対して使うことが多いです。 目上の人でも、今現在も継続してお世話になっている場合に使うのが適します。 初対面の人に対しては「お世話になります」を使うのが正しいです。 例文 ・いつもお世話になっております。 今後ともよろしくお願いいたします。 ・日頃より大変お世話になっております。 「いたしております」は二重敬語のようで正しい敬語 「いたす」は 「する」の謙譲語です。 「おる」は「いる」の丁重語(謙譲語の仲間)です。 「いたしております」は謙譲語が2つ使われているのでは?と思う人もいるかと思いますが、二重敬語ではありません。 「いたしております」は、本動詞「いたす」と補助動詞「おる」の2つの動詞がそれぞれ謙譲語なだけなので、二重敬語になりません。 1つの動詞に対して複数の同じ謙譲語(または尊敬語)が使用された場合のみ、二重敬語になります。 例えば、「確認いたしております」「元気にいたしております」といったように言います。 「いたしております」は非常に丁寧な表現なので、取引先の相手やお客様など敬意を払うべき相手に使うのが適します。 社内の目上の相手や同等に使ってしまうのは不自然です。 例文 ・皆様のおかげで日々元気にいたしております。 ・大変ご無沙汰いたしております。 しばらく連絡ができず申し訳ありませんでした。 「されております」は間違った敬語 「されております」の「される」は 「する」の尊敬語です。 ただ「おる」は丁重語で「される」は尊敬語のため、「されております」は間違った表現です。 相手の行いについて使いたい場合は「されています」「なさっています」と言い換えるのが良いです。 ・部長が確認されておりますので少々お待ちください。 「しておられます」も間違った敬語 「しておる」は動作の継続を表していて、 「られる」は尊敬を表しています。 ただ「おる」は丁重語で「られる」は尊敬語のため、「しておられます」は間違った表現です。 「しておられます」を使いたい場合は「していらっしゃる」に言い換えるのが良いです。 ・皆さん練習しておられます。

次の

ありおり。色覚異常について

ありおり

突然ですが、皆さんは自分の発した言葉や作成した文章を、100%理解していますか。 「当然理解している」という方がほとんどでしょう。 しかし、ビジネスの場においてはどうでしょうか。 ビジネスの場で、いつも友人や家族に話すような口調をそのまま使う人はいないはずです。 それはメールや資料など、文章になっても同じことが言えます。 今回ご紹介する言葉は、ビジネスの場において頻繁に使われる言葉「しており」です。 ビジネスに限らず、日常のいたるところで聞く言葉です。 動作を表す敬語であり、日常で使う頻度も高い言葉です。 言葉の意味と活用、使い方などをしっかり覚えて正しい日本語を使いましょう。 次から、「しており」の意味と使い方をご紹介します。 「しており」の意味とは? 「しております」の意味がわかったところで、次は実際に「しており」の使い方について学んでいきましょう。 上司や取引先、お客様など、敬語を使う機会は頻繁にあります。 意味がわかっていても、スムーズに使えないと「敬語を知らないんだな」という悪い印象を与えかねません。 どのような場面で使うことが多いのか、例を挙げてご紹介します。 ・ご無沙汰しており、申し訳ございません ご無沙汰の「沙汰」とは、「消息」や「便り」を表す言葉です。 文字どおり「挨拶や便りを送らず消息を伝えられていなかった」という非礼を詫びた言葉になります。 最近では、単純に「お久しぶりです」という意味で「ご無沙汰しております」と使われる場面も多いです。 久しぶりに会った取引先や、贔屓にしてもらっていたお客様には「ご無沙汰しており、申し訳ございません」と伝えた方が好印象でしょう。 ・この製品はわたくしもすでに試飲しており、効果を実感しております。 「すでに試飲していて」という意味と、「実感している」という意味の2つの言葉が、それぞれ「しており」で表されているのがお分かりいただけましたでしょうか。 このように、現在行っているだけでなく、過去にすでに行っていた状態のことも「しており」と表すことができます。 ・ただいま店内が大変混雑しており、ご迷惑を掛けしております。 混雑している理由が自分ではなく「お客様」だった場合でも、自分の店を指して言う場合はこのように謙譲語で表現します。 この場合の「しており」は、「今も現在進行形でしているので」という意味が含まれています。 接客業やサービス業の方はとくに「ただいま在庫が欠品しており」「レジに5千円札が不足しており」などお店の状態を表すときに多く使う言葉でしょう。 「しておりません」の使い方 「しており」の意味や使い方がわかったところで、ここからは「しており」を活用した言葉の使い方をご紹介します。 まずは、否定を表す「しておりません」という表現。 こちらは現在進行形で行っていない、という意味になります。 「受け付けていない」と拒否を表すときにも使われる言葉です。 ・こちらの商品は、現在販売しておりません 欠品ではなく、販売自体をしていないという否定の言葉。 しかし、言い切りで文章を終えると相手にきつい印象を与えてしまう恐れがあります。 その場合は、「こちらの商品は、現在販売しておりませんが〇月ごろ入荷を予定しております」「現在販売しておりませんが、販売の目途が立ちましたらご連絡いたしましょうか」と情報を付け加えることで、文が柔らかい印象になるでしょう。 ・現在、弊社では求人の募集はしておりません 他にも「弊社では新規会員の受付はしておりません」など、「現在わが社では行っていない」という旨を相手に伝えるときに使います。 相手に柔らかい印象で伝えたいときには、文頭に「誠に申し訳ございませんが」「恐れ入りますが」といったクッション言葉をつけるといいでしょう。 「しておりませんでした」の使い方 こちらは、前述の「しておりません」という現在進行形の否定に対して、「していなかった」「できていなかった」など過去の行いを指す言葉です。 相手から問われた件に対して「まだしていなかった」と伝えるときに使います。 会社全体の意向を伝える際にも使う「しておりません」に対して、「しておりませんでした」は個人的な行いを指す場合に多く使われます。 ・この件に関しては把握しておりませんでした 上司や取引先から指摘を受け、「現在まで把握をしていなかった」という状況のときに使います。 何か重要なことを、意識的に「やらなかった」という方はまずいないでしょう。 「誤認で」「双方に食い違いがあり」といったニュアンスが含まれた言葉です。 「しておりますため」の使い方 現在行っている事柄を相手に伝え、その上でさらに何かを伝えたいときに用いる言葉が「しておりますため」といった言い回しです。 ただ、「もう少々お待ちいただけますでしょうか」と伝えるよりも、そうなる理由を事前に述べることで相手に納得してもらいやすくします。 他にも、「こちらの商品ですが、容器が破損しておりますため新しいものをお持ちいたします」など、報告と提案を同時に行う際にも使える言い回しです。 ・部長の鈴木は席を外しておりますため、折り返すよう申し伝えます 会社内の人間や会社のことを説明する際にも使えます。 他にも、「現在エスカレーターは使用を停止しておりますため、エレベーターをお使いいただけますでしょうか」など、相手に不都合を与える場合にも使える言葉です。 「しており」とは「している」の謙譲語です。 ビジネスシーンにおいて、自分や自分の会社を指す場合に使う謙譲語は、もっとも使うといっても過言ではありません。 相手の立場を低める誤った敬語は厳禁ですが、同じように自分の立場を高めてしまうのもマナー違反です。 謙譲語と尊敬語はセットで覚えて、どんなシーンでもスムーズに使えるように心がけましょう。 次から、「している」のように動作を表す謙譲語をいくつかご紹介します。 とくに頻繁に使うものなのでしっかり覚えておきましょう。 「言う」の謙譲語 「言う」の謙譲語は「申し上げる」です。 「現況を申し上げますと」「先ほど申し上げましたように」と自分の意見を言う場合に使います。 ビジネスの場で頻繁に使われるので覚えておきましょう。 反対に、尊敬語として目上の方に使う場合には「おっしゃる」になります。 「見る」の謙譲語 「見る」の謙譲語は「拝見する」です。 取引先の相手から、「弊社の製品はご覧になりましたか」と聞かれた場合には、「はい、拝見いたしました」と返答します。 間違っても「はい、ご覧になりました」と答えないようにしましょう。 手紙やメールの場合には、読んで内容を確認したという意味合いも含めて「拝読しました」と伝えるのがベストです。 「行く」の謙譲語 「行く」の謙譲語は「伺う」です。 他にも、「伺う」は「聞く」の謙譲語でもあるので「よろしければ、わたくしがご用件お伺いいたします」といった使い方もできます。 反対に、「行く」の尊敬語は「いらっしゃる」「おいでになる」です。 自分の言葉を理解してから相手に伝えよう.

次の